頭に刷り込まれる場所

絶対、そっちへは行かぬ。「えっ、いま何て?」いや、不参加。GOが嫌なんだ。

「昨日までは絶対行く、必ず訪れる場所。女のロマンだの云々、ずっと毎日私へ、念仏みたく繰り返してきた人が、急に…。急に手の平返したんは、何故だ!

「ちょ、怒らんでよ。そりゃ魅力感じてたさ。もう、私が大往生すべき場所、帰るならあそこしかねー。子供ん頃から、思ってきた」マジで?凄い過去ね。

「まー、両親が延々と言い続けて、暗い背景があり…。自分自身、ここを愛する事が使命、義務と感じ…」恐っ、つーかそこまでして、何の得が?

「そりゃ、理由は知らない。よく分からねーけど、確実に、とり憑かれた感じ」神の住まう社が、幽霊みてーとは珍しいわ。

「本当そう思う」悪ぃのは両親!「けど、お蔭で今がある訳だから。ほら、感謝せねば」んー、納得出来ません。でも外れちゃいません。

「とにかく!一度は訪れれば、多少イメージ、変わるんじゃ?」