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個別塾講師の仕事


個別学習塾も細かく見ればいろいろな違いがあります。これからこのお仕事をしてみようと思っている人、また、これまで講師経験のある人も参考にして下さい。

1.そもそも個別学習塾の個別とは何でしょうか?集団塾の場合は塾が定める年間カリキュラムにそって学習を進めるのに対し、個別学習塾はひとりひとりの個別学習プランを作成してこれにそって学習を進めます。つまり、個別は集団に対応している言葉であり、個別学習プランの個別なのです。きちんとした塾(または教室)は個別学習プランが準備されているはずです。講師の方はこの学習プランにそって指導をすることになります。しかし、指導方法は塾により様々なのが現状で、殆ど講師の自由意志に任せているところもあります。その点は面接などでよく確認すると良いでしょう。

2.授業の生徒との組合せでは、担任制とフリー制(担任ではない)の区別と、1:○(1は講師の数、○は生徒の人数)というような人数の制限の区別があります。担任制の場合は、基本的にはその塾が決めている年度末(2月末もしくは3月末)まで、原則的には必ず勤務できる曜日と時間があり且つ勤務を約束できる方が採用の対象になることが多いです。学生で講師を希望される方には、そこまで見通せないことも多いので、担任制の期限を前期・後期で設定している塾もあります。これに対しフリー制の場合は、1週間またはもう少し長い期間毎に勤務可能日時を講師が申告し、必要に応じて教室長から勤務をお願いされることになります。従いまして、担任制では勤務日程の拘束がありますが、決められた日程にお仕事がはいるという利点があり、フリー制では必ず毎週お仕事があるとは限りませんが、比較的自由に日程を決められるという利点があります。

3.また、1:○についてですが、講師が授業時間で対応する生徒の数の違いにより、講師の生徒への対応の仕方が当然違ってきます。例えば、1:1ならば講義中心の授業が可能ですが、1:2なら一方の生徒に講義している時は他の一方の生徒には問題を解かせるなどの指示を与えておくなどの対応が必要になります。最近では担任制を採用している教室も多いようです。

4.研修制度については各塾様々だと思います。教室がいくつもあり本部をもつ塾では、本部で研修を定期的に一斉に行う場合もあります。単体の教室では室長が大凡の説明をしたうえで、実際に授業をやりながらアドバイスをもらいながら、実践の中での研修というのが多いと思います。いずれの場合でも、基本的な行動のとり方や生徒との対応の仕方、各科目の指導手順などがポイントになります。その後は、講師会議等を定期的に開催して、指導力を研鑽、基本の再確認などをしている教室も多いようです。

5.学習報告書、塾によって呼び方はいろいろあると思いますが、要するに担当している生徒の学習結果レポートが業務に含まれている場合があります。また、塾によっては一定のマニュアルや教材をもとに、講習プランの作成をお願いされることがあります。

6.給与について少し触れてみます。これは塾によって様々ですが、授業以外の勤務が有給かそうでないかという問題があります。一般的には担任給与というものが設定されていて、その範疇に全てを含むとするものが多いと思います。この点も面接などで確認すると良いでしょう。因みに、担任給与とは、時給もしくはコマ給に手当てとして加算される給与のことをいいます。コマ給とは、塾によっては80分や90分を一つの単位としている場合がありますので、その一単位に対する給与をさします。交通費は一定のきまりにより支給されている場合が多いです。また、指導できる科目の多さや、より信頼できる授業が実施できる講師には、そのことに対する給与規定がある塾もあります。

7.個別学習塾は「講師が命」、といっても過言ではありません。実際に生徒に対応するのは講師の方々なので、生徒にとっては塾=講師と感じることは多いようです。ですから、教室長(その教室の責任者)はたいがい講師を大切にしますが、講師になられる方もその重要性を自覚しておく必要があります。

8.集団塾の講師より個別塾講師の方が気楽に思える面は確かにありますが、一年間同じ生徒を担当すると、集団塾の講師よりむしろ責任感を感じながら充実した経験を味わえるかも知れません。学生の方ならば、その経験はその後なんらかの形でいかされるときがあると思います。最善を尽くして頑張って下さい。


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